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 西日本の大雪による被害は7日も続いた。降り始めから2日。徳島県では孤立した集落の住民は寒さに耐えながら、復旧を待った。

 7日に521世帯、984人の孤立状態が確認された三好市。市によると6日夜、60歳の男性が腹膜透析に使う自家用発電機が動かず、雪道を1時間、消防団員の担架で運ばれ、待機していた救急車で市内の病院に搬送されたという。

 井内東地区の自営業の男性(47)は自宅がオール電化住宅で、7日午前までエアコンもストーブも使えなかった。「毛布にくるまって寒さに耐えた」と話す。

 85世帯203人が孤立状態にあるつるぎ町の農林業高原毅さん(83)はテレビも新聞も見られず、不安な夜を過ごした。食料や灯油は普段から買いだめしており、「備えがあり、困らなかった」という。

 50世帯75人が孤立状態にある東みよし町では、町内8割以上の世帯がインターネット回線を使った「IP電話」を使用しているが、停電した世帯は使えなくなった。連絡の取れない集落では、災害派遣された陸上自衛隊員が町職員とヘリコプターで降り立ち、民家を訪ね歩いているという。

 一方、7日午前10時半ごろ、富山県高岡市福岡町五位で、県道沿いの通谷川(とおりだにがわ)に軽トラックが横転していると通行人から110番通報があった。高岡署員が道路の1・7メートル下で同市高辻の無職中島茂雄さん(78)と妻かず子さん(78)が雪に埋もれて死亡しているのを発見。署は、スリップして転落した可能性があるとみて調べている。

 7日午後3時35分ごろには同県南砺市福光の会社員鵜野弘幸さん(50)が、自宅アパート入り口付近で倒れているのが見つかり、間もなく死亡が確認された。南砺署によると雪かきをしていた形跡があるという。

 福井県永平寺町栃原では7日午前11時10分ごろ、住宅の軒下で住人の80代とみられる男性が、胸から下を雪に覆われた状態で倒れているのを近所の人が見つけ、119番通報。町消防本部によると、搬送先の病院で死亡が確認された。