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 NTTコミュニケーションズのインターネット接続サービス「OCN」の利用者のIDとパスワード(PW)で不正にアクセスしたとして、警視庁は、中国籍の会社員耿強容疑者(32)=東京都江戸川区=を不正アクセス禁止法違反の疑いで逮捕し、9日発表した。「知り合いに頼まれてパスワードを変更していた」と容疑を認めているという。

 サイバー犯罪対策課によると、耿容疑者は昨年6月、中国で中継サーバーの代理店を経営する30代の男と共謀し、自分のパソコンからOCNの認証画面に接続、愛媛県などの利用者3人の認証IDやPWを入力し、不正にアクセスした疑いがある。

 耿容疑者は経営者の依頼を受け、利用者のIDやPWを勝手に変更。経営者は中国の顧客にIDとPWを売っていた。OCNをめぐっては、流出したIDやPWを複数の顧客が使い回していたといい、経営者はIDとPWを変えることで、一つのIDを1人の顧客が独占して使えることを売り文句にしていたとされる。同課は経営者について国際刑事警察機構(ICPO)を通じて行方を照会する方針。

 同課は、経営者が不正アクセス禁止法違反罪で今月実刑判決を受けたサーバー管理会社社長(35)らにもPW変更を依頼していたとみている。