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 大阪・鶴橋など各地で続くヘイトスピーチ(差別的憎悪表現)。中傷の対象にされている在日コリアンはどう感じているのだろう。NPO法人が関西在住の16人から聞き取り調査したところ、在日の人々が心の傷を受けている実態が浮かび上がった。「日本社会が変わってしまった」と戸惑う人も少なくない。

 調査したのは弁護士や研究者ら700人超でつくるNPO「ヒューマンライツ・ナウ」(東京)。メンバー7人が4~7月、個別に面談して体験を聞き、11月にまとめた。

 10代の女性は、ネットでヘイトスピーチの動画を見ても「別世界のこと」と感じていた。街頭で初めて目にした時、衝撃を受けた。話し合おうと参加者に声をかけると、「あなたはこの国に必要ない。帰ってください」と言われた。

 50代の男性は、大阪・鶴橋で昨年2月にあった街頭宣伝を動画サイトで見た。中学生くらいの少女が拡声機で「鶴橋大虐殺を実行しますよ」「いい加減帰れー」と叫んでいた。「吐き気がした」

 この街宣を現場で見た別の50代男性は「存在が否定されたと思い、体が震えて心臓がドキドキした」「(朝鮮人虐殺が起きた)関東大震災が頭をよぎった」と振り返った。

 社会の空気の変化を感じ取る人もいる。30代女性は、飲食店の隣のテーブルから「ヘイト的言動」が聞こえてきて、ビクッとすることがある、と語った。かつて内輪だけで話していたものが公然と表に出てきたのではないか――。前出の2人とは別の50代男性はそう考えているという。「目撃しているのに(市議会)議員は何も言わず、笑っていた」(別の30代女性)など、社会が黙認していると不信感を抱く人もいた。

 子どもへの影響を心配する声も…

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