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 猫のジバニャン、狛犬(こまいぬ)のコマさん。妖怪たちが壇上に現れた。1日、東京都千代田区の東京会館であった今年の「新語・流行語大賞」の授賞式。ベスト10入りした「妖怪ウォッチ」を生んだ男が、授賞式であいさつに立った。

 ゲーム会社レベルファイブ社長の日野晃博(46)だ。「漫画やアニメ、映画など色々なものに展開する戦略で、ヒットのために計画したものです」

 ごく普通の小学生ケータが、友だちになった妖怪を呼び出せる妖怪ウォッチを手に入れる。メダルで呼び出すと妖怪は、困ったときに助けてくれる――。

 今は子どもたちにおなじみのコンセプトだ。しかし、レベルファイブが2011年10月、新作発表会で披露したとき、ここまでヒットすると考えた関係者は、ほとんどいなかった。

 「『これは違うんじゃないか』が、第一印象。だからこそ『あり得る』とも思った」。漫画雑誌「コロコロコミック」の編集長代理、和田誠(43)は振り返る。

 11年6月、日野から「次は妖怪でいく」と告げられたときのことだ。妖怪たちは魅力的だが、内容は「普通すぎて刺激が足りない」。そのままぶつけると、日野は「それが狙い。ドラえもんのように長く愛される作品にする」と返した。

 過去にコロコロで連載した日野が企画した作品は、熱血の少年サッカーと、ロボットのプラモデルがテーマ。「どちらも流行と関係なくヒットした。妖怪ウォッチもまたそうだった」と和田は語る。

 ゲームは当初あまり売れなかっ…

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