[PR]

 「頭の体操」などのベストセラーで知られる心理学者・多湖輝(たごあきら、88)のもとを、のちに妖怪ウォッチを生み出すレベルファイブ社長の日野晃博(46)が訪ねた。2005年ごろのこと。初対面の日野が、こう切り出した。

 「子どものときから頭の体操は隅々まで読んでいる。私が最初につくるゲームにしたいとずっと思っていました」

 ゲームにはやや批判的だった多湖は、日野の熱意に動かされ、翌週に福岡のレベルファイブを訪ねる。大きな机で過去の作品を見せられ、掘りごたつ式でごろ寝もできる作業部屋でスタッフが激論を交わす仕事場を眺め、心を決めた。「ぜひ私のほうからお願いしたい!」

 日野の要求は厳しかった。分厚い台本には、ナゾの挿入部が100カ所以上も用意されてあった。多くは物語に合った問題を求められ、多湖も日野とともに徹夜を重ねた。

 ナゾ解きをしながら冒険を進めるゲーム「レイトン教授と不思議な町」は、レベルファイブが07年2月に売り出した。堀北真希らを声優にあてて話題をつかみ、ゲームになじみの薄い女性にも楽しめる内容に仕立てた。初の自社ブランドながら、国内売り上げは100万本を超えた。

 「会うと必ず思い出話をして『…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら