[PR]

 米国のカジュアル衣料品大手アバクロンビー&フィッチは9日、マイケル・ジェフリーズ最高経営責任者(CEO)が同日付で退任すると発表した。販売面の苦戦が続いており、事実上の解任とみられている。

 ジェフリーズ氏は1992年にCEO職に就任し、「アバクロ」を10代の若い世代から絶大な人気を誇る世界的なブランドに育てあげた。アバクロの大きなロゴ入りの服は米著名人も愛用し、日本を含め世界中で支持された。ところが、最近は米国の若者の間でロゴ入りの服は不人気となり、それにつれて同社の業績も低迷。北米では来春から、ロゴを外したり小さくしたりしたデザインにすると表明していた。

 ジェフリーズ氏の後任はこれから選ぶ。それまではマルティネス会長らが取締役会をまとめるという。同社が3日発表した今年8~10月期決算では、売上高が前年同期比12%減の9億1145万ドル(約1095億円)と、市場予想を下回っていた。(ニューヨーク=畑中徹)