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 今年のノーベル物理学賞を受賞した名城大教授の赤崎勇さん(85)が、スウェーデン・ストックホルムでの授賞式から12日帰国し、羽田空港で記者会見した。受け取ったメダルを報道陣に披露し、「物理的な重さはわかりませんが、みなさんが騒ぐだけの重さがあります」と語った。

 スピーチは苦手という赤崎さんは、受賞講演やメダルの授与が受賞者の中で最初になるため、緊張したという。晩餐(ばんさん)会でノーベル賞の委員ら多くの人から「講演がすばらしかった」と言われたのが意外で、印象に残ったという。

 出国前から体調を崩していて晩餐会などを途中退席したが、大好きなクラシックのコンサートは聴きたい演目だったため、最後までいた。「ストックホルムは何度も行ったことがあるが、弟子や大学職員ら支えてくれる人と過ごせたことが一番楽しい思い出になった」と振り返った。

 12日には日本学士院の会員に選ばれた。今後は多忙になりそうだが、「自宅で本を読むか大学に行くしか能のない人間なので、優秀な弟子や大学院生の邪魔にならないよう健康な限り研究を続けたい」と抱負を語った。(鍛治信太郎)

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