[PR]

 陸上自衛隊の日出生台演習場をすみかとするシカやイノシシによる農林業の食害を減らそうと、陸自と県、周辺自治体は16日、年末年始に猟銃で捕獲する覚書に調印した。シカやイノシシは1千頭を超すとされ、地元から場内立ち入りの強い要望が出ていた。

 九重町役場であった覚書の調印式には、演習場を管理する陸自湯布院駐屯地と由布市、玖珠町、九重町と県の代表らが出席。演習場は立ち入り禁止だったため、すみかとするシカなどによる食害が周辺に広がっていた。地元を代表し、朝倉浩平玖珠町長は「演習場内で銃器を使って捕獲できることは大きな進歩」と話し、成果を期待していた。

 演習場は約5千ヘクタール。戦車などの実弾射撃訓練が行われている。覚書では、訓練がない今月28日から来年1月4日まで8日間、散弾銃やライフル銃による捕獲ができる。3市町は猟友会員による捕獲班8班(65人)を編成し、猟犬も使って捕獲する計画だ。(松本健造)