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 大韓航空の趙顕娥(チョヒョナ)・前副社長がナッツの出し方に激怒して搭乗機を引き返させた問題で、韓国国土交通省は16日、同社が乗務員らにうその証言をするよう求めていたと明らかにした。国交省は特別チームを設け、「ナッツ・リターン騒動」を起こした会社の体質も含め詳しく調べるという。

 韓国国交省は大韓航空に運航停止か課徴金を科す方針で、具体的な処分内容は行政処分審議委員会で決める。趙氏については乗務員への暴言を確認できたため、航空保安法違反(乗客の協力義務)の疑いで検察当局に告発。機内サービスの責任者の手の甲をマニュアルのケースで数回突いたという暴行疑惑についても調べてもらう。

 国交省によると、趙氏は調査に対し、出発は午前0時50分だったが、夕食の際にワインを1、2杯飲んでいたと説明。趙氏が乗っていたのはファーストクラスだったが、エコノミークラスやビジネスクラスの乗務員も趙氏の大声を聞いたと話したという。

 一方、趙氏の求めに応じて引き返して機内サービス責任者を降ろした機長についても違法性を指摘した。ただ、「(上司に当たる)副社長との関係でやむを得なかった。処分は難しい」(国交省関係者)という。(ソウル=東岡徹

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