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 昨年1年間の全国の救急車の出動件数は約591万件と過去最多だったことが、総務省消防庁が19日に公表した2014年版の消防白書から分かった。搬送された人は延べ約534万人で、国民24人に1人が搬送された計算になる。

 搬送された人の54%は65歳以上の高齢者。出動件数が過去最多を記録するのは4年連続で、同庁は「高齢化が進み、今後も増える可能性がある」とみる。

 搬送された人の病気やけがの程度を見ると、入院の必要がない軽症や軽傷が50%を占めている。

 119番通報から救急車の現場への到着時間は平均8・5分で、10年前より2・2分遅くなった。通報から患者が病院に入るまでの平均時間は39・3分と10年前より9・9分遅く、2時間以上かかった人が約2万8千人いた。大都市を中心に、受け入れる医療機関を探すのに時間がかかるケースがあるという。(桑山敏成)