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 日本で難民申請する外国人の急増が続き、今年は1982年の難民認定制度の開始以来初めて、4千人を超えたことがわかった。日本はそもそも難民認定率が極めて低く、審査期間も長い。申請の急増が、保護すべき人の審査の遅れに拍車をかけている。

困窮、公園で野宿

 「暖かい部屋で過ごせるのはうれしい」。褐色の肌をした20代の男性は、首都圏にあるワンルームのアパートで、初めての日本の冬を過ごす。

 アフリカ中部から7月に短期ビザで来日した。所持金がなくなり、秋にかけて東京都内の公園で野宿を続けた。NPO法人「難民支援協会」が用意したアパートに身を寄せることができたのは11月下旬。難民申請したが、収入はなく、食べ物も支援に頼る。

 内戦状態が続く母国で大学卒業後、政治活動にかかわっていた。仲間が次々と姿を消し、自らも警察に追い回された。「見つかる危険性が高いヨーロッパより安全では」と日本へ。「争いばかりで国には平和が訪れたことがない。社会は混乱し、庶民は底辺の暮らしをしている」

 難民申請の結果が出るのに何年もかかると聞いて驚いたが、「人生を立て直す最初の一歩」と覚悟を決めて待つつもりだ。

 群馬県館林市に住むミャンマー出身のロファトさん(39)は2006年に来日し、今は3度目の難民申請中だ。糖尿病を患い、「目がかすみ足がだるいが、治療費は払えない」と言う。

 ミャンマー政府が国民と認めていないイスラム教徒の少数民族「ロヒンギャ」。日本で約200人が暮らすと言われ、難民認定者や「人道的配慮」による在留を認められた人もいるが、ロファトさんら約30人は就労や保険加入ができず、居住地からの移動も制限された不安定な立場だという。(鬼室黎)

■昨年の認定…

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