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 JR東日本が20日に限定販売した交通系ICカード「東京駅開業100周年記念Suica(スイカ)」に購入希望者が殺到し、途中で発売を中止した問題で、同社は22日、増刷して希望者全員に販売すると発表した。時期は未定だが、最終的な枚数が決まってから増刷するため、手元へ届くのは来年になる見通し。申し込みなどにインターネットを使うことも検討している。

 カードには、赤れんがの丸の内駅舎がデザインされている。増刷分もデザインや価格(1枚2千円)は同じだが、1人が購入できる枚数は、当初の「3枚まで」から増減する可能性がある。JR東は「多くの方にご迷惑をおかけしたので、希望者全員に販売することにした。同様の事態を引き起こさない販売方法を考えたい」としている。

 記念Suicaは20日午前7時14分に1万5千枚の限定品として東京駅で販売が始まった。ところが徹夜組も含め、JR東が予測していた最大5千人を大きく上回る9千人以上が殺到し、混乱。8090枚を売った午前9時40分、販売が中止された。インターネットオークションでは数十万円での取引を持ちかけるケースが相次いだ。(中野寛)