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 2014年も残りわずかとなりました。デジタルのセキュリティー分野では、今年も多くの話題がありました。今回の本欄では、来年も注意が必要になりそうな身近な話題を、二つ取り上げます。特定の企業を狙った攻撃や、オンラインバンキングを狙った攻撃などが世間的には大きな話題になりましたが、身近なところにも、いろいろな危険があるのです。(ライター・斎藤幾郎)

iPhone、iPadも注意が必要な時代に

 もう何年にもわたって、パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットといったモバイル機器にもセキュリティー上の危険があることが指摘されてきました。セキュリティー企業のマカフィーは、これまでにモバイル機器を狙った不正なプログラムのサンプルを400万以上も収集済みだと言います。

 これまで、ユーザーをだまして情報を盗み出すなどする不正なアプリの心配が必要なのは、アンドロイドのスマートフォンやタブレットだけでした。アンドロイドはアプリ開発の自由度が高く、公式アプリストア「グーグルプレイ」以外からもアプリのインストールが可能なため、不正なアプリを広めやすいからです。

 一方、アップルのiPhoneやiPadといったiOS機器は、通常、公式アプリストア「App Store」からしかアプリをインストールできません。App Storeでアプリを公開するには厳格な審査があります。OSに組み込まれている機能制限を特殊な方法で解除する「ジェイルブレイク(脱獄)」という行為をしない限り、不正アプリがインストールされる心配はないというのが通説でした。

 ところが2014年秋、MacからUSB接続したiPhone内のアプリを不正なものに置き換え可能となる脆弱(ぜいじゃく)性が発見され、「脱獄」していないiOS機器も手放しで安全とは言えないことが明らかになりました。

 アップルはすでにこの脆弱性を解消しており、適切に更新をしていれば同じ攻撃の被害にあうことはありません。ですが、別の手法が発見される可能性もあり、iPhoneやiPadの利用者もセキュリティーに無頓着ではいられなくなりました。

「ストア外」のアプリはインストールしない

 iOSには、もうひとつの危険性もあります。App Storeを使わず、ウェブサイトからアプリをインストールする方法の存在が広く知られるようになってきたことです。

 この点については、本欄でも以…

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