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少年兵にされた若者(19)

 「両親が殺されたとき、僕は17歳だった」

 中央アフリカの首都バンギ郊外。昨年12月、機関銃を載せた国連の装甲車が砂煙を上げる通り沿いで、ンガング・ブハノさん(19)は重い口を開いた。

 1960年にフランスから独立した同国では、豊富な地下資源などをめぐって独裁やクーデターが繰り返されてきた。2012年からは、イスラム教徒とキリスト教徒の対立が激化。今も各地で戦闘が続く。

 12年12月、ンガングさんが住んでいた同国北部の集落が、イスラム武装勢力の連合体「セレカ」に襲われた。当時、高校生。両親やきょうだい8人と暮らしていた。

 一家は集落の外へ避難したが、12歳だった妹だけが逃げ遅れて捕まった。父が妹を帰すよう交渉に向かった直後、集落で銃声が響いた。母は「様子を見てくる」と集落に向かった。

 翌朝、集落の道に3人の遺体が並べられていた。2体が両親の遺体だった。父は射殺され、母は刃物で首を切断されていた。妹の行方はわからなくなった。

 翌日、銃を持った兵士に囲まれ、ンガングさんは集落の若者7人とともに武装集団の拠点へ連行された。「逃げたら殺す」。約50人からなる武装集団のリーダーにそう告げられた。

 翌朝から銃の訓練が始まった。…

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