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阪神大震災20年

 神戸市東灘区の「灘寿司(ずし)」は20年以上も値段を変えていない。主人の上野数好(かずよし)さん(71)が、阪神大震災で失った妻の美智子さん(当時47)の書いた値段表を守ってきた。茶色く色あせた2枚の値段表は家宝のように店内に貼られている。

 15人ほどが腰掛けられるカウンターは昼夜、なじみの客らでにぎわう。「かいわれ巻150」「あじ250」「たい500」。壁に貼られた値段表は一文字、一文字が丁寧に記されている。「嫁は腰が低く、客受けがよかった。うちは嫁でもっていると言われとった」。数好さんはそう振り返り、遠くを見やった。

 震災前夜も2人は遅くまで働いた。近くの自宅に戻った美智子さんは足の付け根を骨折していたため1階で寝た。数時間後、2階建ての住宅が崩れ、下敷きに。2階で寝て助かった数好さんは「無理を言ってでも一緒に寝ていれば」と今も悔やむ。

 数好さんは修業中だった25歳…

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