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 前橋地検は24日、懲役9年の実刑が確定した群馬県内在住の秋山修・元被告(55)が、診断を受けた難病の症状を重く見せて刑の執行を免れていたとして、執行停止を取り消し、発表した。

 地検によると、秋山元被告は、交通事故を装って自動車保険金をだまし取るなどした詐欺と組織的犯罪処罰法違反の罪で2007年8月に宇都宮地裁で懲役9年の判決を受け、控訴取り下げで同年12月に確定した。しかし、全身の筋肉が衰える「重症筋無力症」と診断され、保釈されたまま、08年5月から刑が執行停止となっていた。

 地検は定期的な面談で、車いすに座ったまま動けず言葉も発しないと確認したつもりだった。しかし、最近になって、実際は話せ、体も動かせると判明したという。秋山元被告は「刑務所に行くのが嫌だった」と症状を重く見せていたことを認めているという。