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 内戦が続く中央アフリカでは、推定約1万人の子どもが武装勢力の戦闘員などとして使われ、約250万人の子どもが戦闘の恐怖にさらされている。国連児童基金(ユニセフ)のモハメド・フォール中央アフリカ代表が朝日新聞の取材に明らかにした。

 ユニセフがこの1年間、武装勢力との交渉の末に解放した子どもは19日現在で2143人。うち約4分の1は女子で、使用人とされたり戦闘員の妻にさせられたりしていたという。

 国際社会の支援もなかなか届かないが、首都バンギ郊外の村ではようやくテント式の教室が設けられ、児童156人が勉強を始めた。ピアマ・ベルグ校長は「戦闘で家族を亡くした児童は多く、心のケアが問題だが、今は多くの子どもが学校に通える喜びをかみしめている」と話した。

 中央アフリカでは2012年12月、イスラム系が主体の反政府武装勢力が複数の都市を占拠。13年3月にはバンギに侵攻してキリスト教徒を襲い、宗教対立が激化した。同年12月にはバンギで大規模な戦闘が起き、多くの住民が巻き添えになった。(バンギ=三浦英之

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