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 農林水産省は25日、未承認の遺伝子組み換え種子の混入した栽培用ワタ種子が販売されていたとして、種苗会社に回収を指導したと発表した。消費者には栽培しないよう呼びかけている。

 農水省によると、混入していたのは札幌市の種苗会社「札幌採種園」が、2010年4月から12年7月にかけて中国から輸入したもの。判明している商品名は「トールコットン」(カネコ種苗、日光種苗)「自然の繊維 コットン」(第一園芸)。ホームセンターなどで一般に販売されたという。農水省は輸入や流通の経路を詳しく調査している。

 害虫などに強くした遺伝子組み換えのワタ種子は中国など海外で一般に栽培されている。国内では綿実油や飼料にするための輸入や運搬は認められているが、栽培は未承認。農水省は「仮に栽培されたとしても、国内の生物多様性に影響する恐れはない」と判断している。

 未承認の遺伝子組み換え種子の流通が判明したのは、11年に沖縄県で確認されたパパイアに次いで2例目という。