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 STAP問題は科学者コミュニティーに突き刺さった1本の矢である――。理化学研究所の調査委員会が指摘したように、STAP問題は科学界に大きな禍根を残した。ES細胞混入というお粗末な結論に、科学界からは疑問の声があがった。

 御園生(みそのう)誠・東京大学名誉教授(応用化学)は「STAP問題という毒矢を生み、科学界に突き刺したのは、分子生物学の研究者たち自身だ。十分な議論や再現実験をせずに研究が進み、論文が発表された理由についてさらに調査する必要がある」と批判した。

 池内了(さとる)・総合研究大学院大名誉教授は「ES細胞の混入は予想できたこと」とした上で、「理研も気付いていた可能性があるが、早い段階で出せば混乱が大きくなると恐れたのではないか。うがった見方かもしれないが、時間をかけて結論を出すことで、目立たないように処理しようとした印象がある。今後は著名な雑誌に載ったからうのみにするような『権威主義』も改められるべきだ」と話した。

 日本分子生物学会副理事長の中山敬一・九州大教授(分子生物学)は「理研はこれで幕引きにせず、問題の背景を検証する必要がある。今後は学会の枠を超えて不正の定義など、科学界におけるルール作りが必要だ」と話した。

■「ハーバード大もSTAP…

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