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 創業112年、札幌・狸(たぬき)小路を代表する老舗「中川ライター店」が来年1月、閉店する。札幌の人口がまだ5万人余りだった1902(明治35)年に雑貨店として開業、札幌の成長とともに歩み、店で扱ったプラモデルや模型飛行機は昭和の少年たちの憧れだった。ファンは今も多いが、店を継いだ4代目が昨冬、急逝し、父親である88歳の老店主が店を閉じる決心をした。

 開業は日露戦争の2年前で、狸小路は今のデパートのような勧工場(かんこうば)などが並ぶにぎやかな商店街だった。当初、「中川商店」は3丁目に店を構え、戦後、4丁目の現在地へ。そのころ進駐軍の米兵がライターなどを買いに来るようになり、店名を「中川ライター店」に変えたという。その後はプラモデルや無線操縦装置などの扱いが増え、少年たちの心を捉えていった。

 テレビが普及すると、狸小路のCMが道内各地に流れた。「……♪狸小路はポンポコシャンゼリゼ……」。そんなCMソングに乗って紹介されたプラモデルがぎっしりの中川ライター店に憧れ、修学旅行で札幌に来た時に店の扉を開けた地方の少年も多い。

 異変が起きたのは、2013年…

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