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阪神大震災20年

 斜め向かいの家はぐちゃぐちゃに壊れていた。慌ただしく、大人たちが動き回っていた。5歳だった武内唯史(ただふみ)さんは、兵庫県西宮市鳴尾町の自宅で被災し、三つ上の姉と毛布にくるまって、そんな様子をぼんやりと見ていた。家の中では母親が、割れた食器を片付けていた。

 近くに住む祖父母の家は被害が大きく、毎晩、泊まりに来た。余震に備え、両親と姉と6人で、服を着たまま靴を枕元において眠った。普段から鼻歌を歌う陽気な祖父(当時79)は、そんな中でも、いつも以上に笑顔を見せてくれて優しかった。カップ麺だけの食事だったが、いっしょに食べられるのがうれしかった。

 その祖父が、震災の3日後に亡…

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