【動画】戦闘の爪痕 「イスラム国」撤退の街シリア北部コバニ=矢木隆晴撮影
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 「イスラム国」と戦闘する地域ではいったい何が起こっているのか。「イスラム国」から奪還されたばかりのシリア北部の街に記者が30日、入った。

 崩れ去った家々、地面にめり込んだ不発弾――。ほぼ無人の街は、破壊の爪痕がくっきりと残されていた。米軍の空爆やクルド系民兵組織との戦闘で、「イスラム国」が撤退したシリア北部アインアルアラブ(クルド名コバニ)の現状だ。

 トルコ政府の許可を得て、トルコ側から鉄の扉を抜けた。中間地帯を100メートルほど進むと、シリアのクルド系民兵組織YPGが管理するもう一枚の鉄の扉が現れた。YPGに開けてもらうと、その向こうには全く異なる光景が広がっていた。

 乗用車があちこちに横転し、かろうじて形を残すビルの上層部には、弾よけの土囊(どのう)が残る。米中央軍は今月25日にもコバニ周辺を17回空爆したとされる。街中にがれきが広がる光景は、その激しさを物語る。そして街のあちこちには、「イスラム国」と戦ったYPGの名が書かれている。AP通信によると昨年9月以降の攻防戦で、双方の戦闘員や市民に約1600人の死者が出たという。

 30日、街に市民の姿はほとんどなかった。YPGの民兵がところどころに立ち、Vサインを送ってくる。「平和広場」と書かれたロータリーの前では、1棟のビルが倒壊していた。「米軍の空爆だ。あそこに敵がいたから。空爆と我々の力で、コバニを取り戻した」。民兵ディジュワル・ジェワルさん(20)は言った。

 コバニでは2012年7月、ク…

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