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 捨てられた犬や猫の殺処分を減らそうと、青森県十和田市の県立三本木農業高校の生徒が、処分後の骨を土に返して育てた花を配る「命の花プロジェクト」を続けている。活動は3代目に引き継がれ、昨夏には生徒自らが活動の経緯をまとめた書籍も発刊された。

 袋から出した白い骨の数々を生徒は黙々と、れんがでたたいて砕いていた。

 昨年10月下旬。同校動物科学科愛玩動物研究室3年の女子生徒14人が、課題研究の時間を使い、約1週間後に迫った文化祭に向けて準備していた。参加者にその場で、砕いた骨の粉をデージーなどの花の苗と一緒に鉢植えしてもらう試みで、殺処分の現状を知ってもらおうと生徒たちが考えた。

 「嫌じゃないのって聞かれるけど、土に返すため。これをやらないと、との気持ちです」。作業中の鈴木杏奈さん(18)はそう話した。

 「初めて見たときは本当に驚いた」。漆畑遥花さん(17)は目に涙をためて、袋の中に混じっていた毛の付いたままの骨を見せてくれた。ほかには、生前のネームプレートや首輪の金具などもあった。

 活動のきっかけは2012年3月、施設機能を学習するため、青森市の県動物愛護センターを見学したことだった。捨てられた犬や猫が殺処分される現状や施設を目の当たりにし、職員から「処分されないように一人ひとりできることを考えてほしい」と言われた。

 焼却された骨は、ゴミとして処…

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