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 陸上自衛隊第1空挺(くうてい)団が、習志野演習場(千葉県船橋市など)で1月に実施する恒例の「降下訓練始め」で今年、米軍の新型輸送機オスプレイを展示することを検討し、地元自治体に打診していたことがわかった。防衛省関係者によると、市街地上空を飛行することに対する住民の反発を懸念する地元側に配慮し、計画は中止した。

 第1空挺団は精鋭のパラシュート部隊として知られ、ヘリコプターや輸送機からのパラシュート降下などを披露する訓練始めには例年、防衛相も出席している。複数の関係者によると、今年は11日に開催を予定し、オスプレイは演習場に駐機させて招待客に見せる計画だった。計画は昨年12月上旬ごろ、上空を飛行する周辺の自治体に打診されたという。

 陸自は離島防衛強化などを目的に2018年度までにオスプレイを17機導入し、木更津駐屯地(千葉県木更津市)に整備拠点を設ける方針を固めている。一方、米軍は昨年7月以降、厚木基地(神奈川県)やキャンプ富士(静岡県)など、東日本へのオスプレイの訓練飛行を本格化。防衛省側の求めなどに積極的に応じ、同10月には航空自衛隊百里基地(茨城県)であった航空観閲式でもオスプレイが展示された。