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 11日に初日を迎える大相撲の初場所(東京・国技館)で、白鵬が「角界の父」と慕う大鵬の記録を超える史上単独トップの33度目の優勝に挑む。「一つの区切り。早く達成し、恩返しの年にしたい」と白鵬。場所前の稽古も充実しており、新年早々の大記録樹立に向けて、着々と準備を進めている。

立ち合いの強さ、裏付け

 白鵬の強さを示したデータがある。中京大の湯浅景元・教授(バイオメカニクス)は、主要力士の立ち合いを解析してきた。白鵬の飛び出しの速さは毎秒4メートル。陸上男子100メートル世界記録保持者のウサイン・ボルト(ジャマイカ)が毎秒4・01メートルで、白鵬は世界最速ランナーに匹敵する出足を持つ。教授は過去約30年にわたり分析を続けるが、大相撲では白鵬がトップで、2位が千代の富士の3・9メートル。カギである立ち合いを制して勝負を決する白鵬の相撲ぶりが浮かび上がる。

 湯浅教授は「瞬発力を生み出す筋力は遺伝にかなり左右される。特別な肉体を常に鍛錬し続けているのだから、急な衰えは考えられず、更に数年の活躍、40度の優勝も難しくないのではないか」とみる。

 長年にわたり白鵬の取組を研究する日体大の斎藤一雄教授(運動方法学)は、重心に注目する。「白鵬は上背はあるのに重心は低く、簡単にぐらつかない。相手が勝つには厳しい立ち合いを制し、更に十何手先まで重心を崩すような速攻を出し続けないといけない」と指摘。

 昨年の九州場所ではたき込まれた宝富士は「全然だめ。攻めようとしても横綱は腰が低くてびくともしない」。斎藤教授は白鵬の天性の柔らかさも改めて強さのポイントに挙げる。柔らかさからくる受け流すような体さばきについて、照ノ富士は「力が吸収されるような感じ」などと表現している。

■依然続くライバ…

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