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 大阪地検特捜部は8日、慶応大の環境情報学部准教授・森川富昭容疑者(45)を収賄容疑で再逮捕した、と発表した。森川容疑者は徳島大学病院(徳島市)の部長だったころ、医療情報システム運営などの受注をめざす業者から現金約160万円を受領したとして、収賄容疑で逮捕・起訴されたが、同じ業者から別に115万円を受け取った疑いが浮上したという。

 森川容疑者は徳島大病院の病院情報センター部長として、医療情報システムの運営や保守作業に携わる業者の選定を担当していた。特捜部によると、2010年9月~11年3月、システム開発会社「ダンテック」(兵庫県明石市)がこの事業を受注できるように取りはからった謝礼として、元社長の高橋徹被告(51)=贈賄罪などで起訴=から4回にわたって計115万円を受領した疑いがある。特捜部は森川容疑者が容疑を認めているか明らかにしていない。

 一方、高橋被告の贈賄容疑は公訴時効(3年)が成立しているという。

 徳島大によると、森川容疑者が部長になった09年3月から12年3月までに、ダンテックは随意契約だけで51件、計約6500万円分の事業を受注していた。(西村圭史、川田惇史)