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 大阪府教育委員会がインターネット上に無料公開した英語の学習補助教材に、橋下徹・大阪市長(前府知事)の働きぶりをアピールするような表現の英文が掲載されていた。府教委は6日、「政治的中立性の観点から問題がある」という匿名の電話での指摘を受け、教材の公開を中止した。

 公開をとりやめたのは、中1英語の「三人称単数現在」を学ぶ問題。「My name is Toru Hashimoto.I work hard for people in Osaka.」(私の名前は橋下徹です。大阪の人々のために一生懸命働いています)という英文を、「橋下徹」を主語に書き換えさせる内容だった。

 問題は、橋下氏が府知事だった2008~10年度に職員が作成。橋下氏は関与していないという。府教委の担当者は「有名人を取り上げる趣旨で知事の名前を使ったとみられるが、不用意だった」と話している。

 橋下氏は8日、報道陣に「公権力のトップについて肯定的な文章を書かせると北朝鮮のようになってしまう。(府教委は)よく注意してほしい」と述べた。