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 大学入試センター試験まであと一週間。本番に向けて重圧を感じている受験生は多いはず。民間調査では、受験生が本番で最も心配していることは「プレッシャーによる体調不良」で、その中でも「腹痛・下痢」が1番不安という結果だった。どうすれば本番で突然の腹痛を防げるのか。実際、腹痛になった場合はどうするか。傾向と対策をまとめた。

 日用品大手ライオン(本社・東京都墨田区)が、センター試験受験予定の高校3年生と浪人生各100人を対象にしたネット調査によると、過去に最もプレッシャーを感じた場面を100とした場合、センター試験のプレッシャー度数は平均101・52と回答。受験生にとってセンター試験は人生最大のプレッシャーを感じていることがわかった。

 さらに、最も不安なこととして約6割が「急な体調不良で実力を出し切れないこと」を挙げた。そのうち1位は「腹痛・下痢(56・5%)」。2位の「頭痛(25・5%)」の倍以上だった。実際、同社が販売している水なしで飲める下痢止め薬は、年間を通じてセンター試験前後で最も販売数が増え、通常の2倍の売り上げを記録するという。

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 そもそも、緊張したときにどうして腹痛や下痢が起きるのか。

 ライオン快適生活研究所のヘルスケアマイスターの山岸理恵子さん(47)によると、精神的ストレスによって腸の働きをコントロールする自律神経が乱れることが原因だという。腸が異常に収縮して、便の水分が十分に吸収されないうちに排出されるため、便が軟らかくなる仕組み。「プレッシャー下痢」とも呼ばれ、下痢の発症原因の5割に達するとのデータもあるという。午前中に起きやすく、繰り返す傾向がある。

 予防のポイントに、山岸さんは何よりもストレス解消を挙げる。睡眠不足を避け、勉強中は合間にストレッチをしたり、音楽を聴いたりして体と心をほぐすことをすすめる。勉強後はゆっくりと半身浴をしてリラックスすると、睡眠を促す効果があるという。

 また、腸を刺激する甘いものや辛いものの食べ過ぎや、冷たい物にも警戒して欲しいという。体の冷えにも注意。普段から腹部を冷やさないように心がけるとよいという。

 山岸さん自身も大学受験の際、第一志望の入試で消しゴムを忘れるほど緊張し、実力を出し切れず涙をのんだという。「試験会場に着いたらまずトイレの位置を確認すること。それだけでも心の余裕につながる。休憩時間のトイレは混雑するので、並んでいる間に気晴らしになる参考書などを持って行くこともおすすめ。イライラも精神的によくありませんから」と話す。

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 それでも、当日おなかが痛くなったらどうするか。

 試験時間外なら「@トイレ カレッジ」というトイレお探し専用の無料アプリが強い味方だ。アプリには関東・関西・中京地区のキャンパスの最寄りにあるトイレ情報が網羅されている。

 例えば、アプリのトップ画面にある検索窓に「早稲田大学」と入力すれば、「西早稲田キャンパス」「戸山キャンパス」などとキャンパス名が表示される。西早稲田を選ぶと、マップ上に赤いトイレマークが表示されて、どこに公衆トイレやコンビニ、カフェなどの利用可能なトイレがあるか一目でわかる。マップの他に「早稲田駅構内トイレ情報」などと、最寄り駅のどこにトイレがあるのかも教えてくれる。

 アプリはライオン薬品事業部の佐久間鹿奈子さん(31)が考案し開発した。コンビニなどお店のトイレが利用可能かは、地道に聞いて回って増やしてきた。その数、526キャンパス計10万トイレ。駅構内のトイレ情報も電話を架けまくって収集し、21万ダウンロードの人気アプリに成長させた。

 昨年12月には、腹痛の守り神「以仁王」をまつる高倉神社(京都・綾部市)にも祈願してきたという佐久間さん。「普段通りにやれば大丈夫。どうしても不安だったら試験前に弊社の下痢止めを飲んで臨んでほしい。水なしで飲めて即効性があり、2時間は持ちます」と受験生にエールをおくった。

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受験生が試験当日に不安に感じていること

1位、急な体調不良(58・0%)

2位、イスや室温など試験会場の環境(37・5%)

3位、睡眠不足(37・0%)

4位、電車やバスの遅延による遅刻(36・5%)

体調不良の中で心配なこと

1位、腹痛・下痢(56・5%)

2位、頭痛(25・5%)

3位、胃痛(22・5%)

4位、発熱(18・0%)

5位、貧血(9・5%)

※2014年11月22~24日、ライオン調べ(佐々木洋輔)

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