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 燕市の工具メーカー子会社が運営するネットショップで、1丁3780円(税込み)もするプラモデルの部品切り離し専用の「アルティメットニッパー」が売れまくっている。出品即売り切れ、転売価格は9千円を超すものもある。金属工業の町工場の技術に、キャラクターやツイッターを使ったPRを組み合わせ、新しいマーケットを見つけ出した。

 販売しているのは燕市のゴッドハンド社。1964年創立のツノダ(同市)が2010年、自社製品をネット販売するために設立した。ツノダは下請けで他社ブランドの工具を製造、納入するOEMが主力で、大手の商品と競合する自社製品の販売をおおっぴらにやりにくかったためだ。

 「究極のニッパー」を意味するアルティメットニッパーは「ネットショップに独自商品を出そう」と、親会社の製造本部長で、職人でもある角田稔社長(37)が自ら開発、11年に発売した。片刃と平らな鋼を合わせてプラスチックを切る独特の構造だ。ゴッドハンド社は今年度、対前年比倍増の年商1億5千万円に届く見込みで、アルティメットニッパーはその6~7割を占める主力商品に育った。

 キャラクターの導入を提案したのはゴッドハンド社に13年春に入社したホビー事業部の高橋大介さん(31)。長岡造形大の卒業生で、県内のFM放送局で番組づくりをしていた異色の人材。入社時、同社のネットショップは不振が続いていたが、高橋さんは、アニメーターやマンガ家などプラモデル製作を楽しむ有名人にも売れていたアルティメットニッパーのキャラクターを作っててこ入れしようと思い立った。

 「マンガ、アニメとプラモデルの愛好者は重なる」と、コミック作成ソフト「コミPo!」で、ニッパーの柄(え)をイメージした青いおさげ髪の少女「ニパ子ちゃん」を作成。同年6月、キャラクターが商品の特徴や使い方を説明するホームページを作成、高橋さんが「中の人」になり、ニパ子のツイッターも始めた。

 この取り組みがインターネット…

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