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 大阪府大東市の「丸正餃子(まるしょうぎょうざ)店」が、よく似た店名で営業されて利益を侵害されたとして、「餃子の丸正」を経営する大阪府門真市の「丸正」に表示の差し止めと6500万円の損害賠償を求めた訴訟が大阪地裁(谷有恒〈ゆうこう〉裁判長)で和解した。訴訟記録などによると、和解は昨年12月8日付で、丸正餃子店が「餃子の丸正」の商標権を買い取り、丸正は4月以降「中華丸正」の店名で営業するなどとした内容。

 丸正餃子店側によると、同店は1969年に営業を開始。77年ごろから看板商品の薄皮ギョーザが1日に約600~1千人前売れるようになり、メディアでも紹介されて2~3時間待ちの行列ができる人気という。08年ごろから同店側に「餃子の丸正」について、「紛らわしい店があり、間違って食べた」といった苦情が寄せられるようになったという。

 丸正餃子店は「和解ができてほっとしている。お客さんが店を間違えることがなくなればいい」。一方、丸正側によると、丸正と丸正餃子店はともに同じ経営者から「丸正」という名前ののれん分けを受けており、「餃子の丸正」という表示は5、6年前から始めたという。同社は「納得のいく内容なので和解した」としている。(太田航)