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 25日投開票の知事選で、投票率の低下が懸念されている。現職と新顔の一騎打ちだった2011年の知事選の投票率は42・29%で、過去最低を更新した。今回は新顔3人の争いだが、元民主党衆院議員で無所属の後藤斎氏(57)に自民・公明・民主の主要政党が相乗りしていることから、政策論争が盛り上がらず、投票率がさらに低下する恐れもある。県選挙管理委員会は若者を中心に様々な方法で投票を呼びかけている。

 14日、県選管の職員らが山梨大を訪れ、知事選を告知するポスターやポケットティッシュなどを中村幸人総務部長に手渡した。20代の投票率が低いことなどを示し、学生への呼びかけに協力を求めた。この日、県選管は県内の5大学や企業を回り、投票を呼びかけた。

 また、県選管は初の試みとして県内6大学の食堂に、投票を呼びかけるメッセージが箸袋に印刷された割り箸計2万5千膳を配布。さらに、若者向けのフリーペーパーやコンビニエンスストアのレジ画面に広告を出したり、県の広報車で啓発のメッセージを流したりと、若い世代の投票率アップに躍起だ。

 各陣営も低投票率を懸念する。後藤氏の選対幹部は演説会で、「高い得票数で、立派な成績の中で当選してほしい」と話し、若年層の票の掘り起こしを求めた。選対としての目標を投票率50%以上、得票率90%とした。共産党公認の花田仁氏(53)の陣営も、成人式会場で新成人に訴えたり、ミニ集会を多く開いたりして政策の浸透を図る。(松本千聖)