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 国内航空3位のスカイマークは14日、検討していたANAホールディングスへの出資要請を見送り、自主再建を目指す方針を固めた。両社の首脳が同日交渉したが、条件面で折り合わなかった。当面の資金は予備エンジンや操縦士の訓練装置を売却してまかない、その後国内のファンドから出資を受けるめどがついたとしている。

 15日の取締役会で正式に決定する。共同運航に向けた交渉は日本航空、ANAの両方と続けており、3月末から3社で共同運航できるよう路線の割り振りなどの詰めを急ぐ。

 スカイマーク首脳によると、エンジンなどの部品や、キャンセルで不要になった「エアバスA380」用の訓練装置の売却先が14日までに決まったという。追加の資金についても「支援してくれるファンドがある」といい、共同運航で安定した収入が見込める3月末までの資金繰りのめどがついたとしている。

 スカイマークは格安航空会社との競争激化に加え、航空機のキャンセルをめぐりエアバスから違約金を求められたことで、昨年7月に経営を続けていけるかに「重要な疑義がある」と表明した。12月の搭乗率は9年ぶりに50%台に低迷し、資金繰りが悪化していた。