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 通販大手のジャパネットたかた(長崎県佐世保市)の創業者で、商品を紹介する番組の「顔」でもある高田明社長(66)が16日付で退任し、全役職から退いた。この日の記者会見で、番組への出演も1年後をめどにやめると表明した。後任の社長には長男で副社長の旭人(あきと)氏(35)が就いた。

 「すっきりした形で、無事に役目を終えることができた」。親子2人で会見に臨んだ明氏は、テレビ出演での甲高い声と違い、低い声で語り出した。今後のテレビ出演については「1年ぐらいをめどに終えようと思う。回数を減らしながら若い人にシフトしたい」。

 今後も経営に関与するかとの質問には、「私は目立ちすぎるでしょう、声とか。新社長が思い切りできるように、私は完全引退です」と話し、会場の笑いを誘った。今後は個人事務所をつくったうえで「全国を歩いていろんな商品を発掘し、それをジャパネットに提供するような補佐的なことができれば」と話した。

 新社長については、「経験不足だが勉強家。不安より期待が大きい」と評価。2014年12月期の経常利益の予想は174億円。最高益を更新する見通しで、好業績の下でバトンを引き継ぐ旭人氏は「父がやってきたことを真摯(しんし)に続け、顧客の信頼を得たい」と話した。(村上晃一)