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 日本と中国、韓国の自由貿易協定(FTA)交渉で、東京で開かれていた首席代表による第6回交渉会合が17日、終わった。関税交渉の進め方について合意をめざしたが、各国の意見の隔たりが埋まらず、今回も持ち越しとなった。

 日中韓FTAは交渉開始から2年近くがたつが、自動車など工業製品や農産物の関税率を決める関税交渉に入れない状態が続いている。今回の交渉会合でも、全品目のうち自由化する品目を高い割合で示してから交渉を始めるべきだと主張する日韓に対し、自由化に慎重な中国が難色を示したとみられる。次回交渉会合は4月に韓国で開く。

 交渉の遅れは、他のFTA交渉にも影響が出かねない。日中韓FTAは、この3カ国とインドなど計16カ国が加わる東アジア包括的経済連携協定(RCEP)交渉を先導する役割が期待されているが、どちらも合意時期を見通せない状況だ。(小林豪)