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 北里大学病院(相模原市)で2013年8月、医師が60代の入院患者の首にカテーテルを通す際に過って動脈を傷つけるなどして、その後患者が死亡していたことが19日、わかった。病院が発表した。

 発表によると、死亡したのは血液疾患で血液内科病棟に入院していた患者。30歳の病棟医と28歳の研修医がカテーテルを首の静脈に挿入する際、準備として試験的に刺す針を過って動脈に2回刺した。さらに、カテーテル挿入時などに4回、計11・4ミリリットルの抗血液凝固薬を過って体内に注入。傷口から出血し、呼吸と心臓が一時停止した。また、救急蘇生チームの対応が遅れ、患者は11日後に死亡した。同院は、相模原南署に異状死として届け出て、厚生労働省と神奈川県に医療事故として報告した。会見で、海野信也院長は「病院全体の診療体制に問題があった」と説明した。