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 かつら業界大手「アデランス」(本社・東京)の兵庫県内の店舗に勤めていた女性が「指導役の男性からセクハラを受け、退職に追い込まれた」として、約2700万円の損害賠償を求めて大阪地裁(谷口安史裁判長)に起こした訴訟が和解した。和解は昨年11月28日付。訴訟記録によると、アデランスが解決金として1300万円を支払う。

 女性は訴状で、2008年3月、指導のために店に来た大阪市内の店舗の店長から「数字を達成できなかったら彼女になるか、転勤だ」と言われたり、キスを迫られたりして精神的に不安定になり、休職したと主張。10年1月に心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、11年9月に退職したと訴えていた。

 和解条項には、男性が解決金の半額を支払う▽アデランスは原告の居住地域に男性を転勤・出張させないよう努める――とした内容も盛り込まれた。(阿部峻介)