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 無許可で客にダンスをさせたとして風俗営業法違反罪に問われた大阪・キタのクラブ「NOON(ヌーン)」の元経営者・金光(かねみつ)正年被告(52)の控訴審判決が21日、大阪高裁であった。米山正明裁判長は金光被告に無罪(求刑懲役6カ月、罰金100万円)を言い渡した一審・大阪地裁判決を支持し、検察側の控訴を棄却した。

 金光さんは2012年4月4日夜、大阪府公安委員会の許可を受けないで客にダンスや飲食をさせたとして逮捕・起訴された。昨年4月の一審判決は「客同士が体を触れ合わせて踊る状態ではなかった」とし、NOONは風営法に基づく許可を必要としない営業形態だったと判断していた。

 米山裁判長は「客が踊るダンスは多様化している」としたうえで、風営法の規制対象となるのは「男女が組になって接触するダンスをさせる営業」とし、NOONはそうしたダンスを踊らせていなかったと指摘。「無許可営業なら規制すべきで、どんなダンスをさせたかを問題にすべきではない」とした検察側の主張を退けた。

 風営法をめぐっては、政府が昨年10月、ダンス教室を規制から外す一方で、飲食を伴うクラブについては店内の明るさや営業時間に応じて規制する改正法案を閣議決定。臨時国会に議案が提出されたが、11月の衆院解散で廃案になった。(阿部峻介、神庭亮介)