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 今月、フランスで起きた連続テロ事件では、スーパーマーケットに立てこもったアムディ・クリバリ容疑者が地元テレビに対し、「フランスが、『イスラム国』とカリフを攻撃したから」と動機を述べ、「イスラム国」に所属していると話した。

 一方、仏週刊新聞「シャルリー・エブド」を襲撃したシェリフ・クアシ容疑者は、イエメンに拠点を置く「アラビア半島のアルカイダ」(AQAP)から資金提供を受けたと明かした。

 「イスラム国」とAQAPは国際テロ組織アルカイダの流れをくむ点で一致するが、実は絶縁状態だ。

 「イスラム国」は2006年にイラク国内の過激派組織が合流。米軍の攻撃などで指導者が殺害されるたびに後継者を立て、名称を変えながら活動を続けてきた。11年に始まったシリア内戦にも介入。当初はアルカイダ系組織と手を携えてアサド政権と戦った。

 しかし、シリア国内で残虐行為を繰り返す「イスラム国」にアルカイダ指導部が反発。昨年6月に「イスラム国」のバグダディ容疑者がカリフを名乗り、世界のイスラム教徒に対して自らに「忠誠」を誓うよう求めたことで関係悪化が決定的となった。

 「イスラム国」がアルカイダに先んじてカリフ擁立を宣言した背景には、世界の注目を集め、資金集めや戦闘員の勧誘をアルカイダより有利に進める意図があったとみられる。

 「イスラム国」には、ナイジェリアの「ボコ・ハラム」など忠誠や連帯を表明する組織がある一方、AQAPなどアルカイダ系組織は拒否反応を示す。

 「イスラム国」は「国家」を自…

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