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 飲食店などで、マニュアルを従業員に確実に読んでもらうためのアプリ「ティーチミー・ビズ」を使う企業が、じわりと広がっている。従業員がスマートフォンなどにアプリをダウンロードすると、会社はだれがマニュアルのどの項目を読んだのか、チェックできる。異物混入などの衛生管理やコンプライアンスの徹底に、一役買いそうだ。

 紙のマニュアルとは違い、動画や写真も簡単につけられる。たとえば「納品物の検品時に、異物や腐っているものが入っていたときの対応」「料理を提供するときの注意点」といった内容を実演して、しっかり見てもらう仕組みだ。「ビールの注ぎ方」など接客サービスにも使える。

 アプリは、2010年創業のITベンチャー「スタディスト」(東京)が開発した。2013年9月に提供を始めて以来、中小企業を中心に約1600社が導入し、大手では損保ジャパン日本興亜なども利用している。料金は、2月以降は従業員5人以内で利用する場合には30日間は無料。それ以降は1カ月あたり5千円(税別)かかる。

 マニュアルに疑問があれば、簡単に質問を投稿できる機能もついている。鈴木悟史社長は「若い従業員がマニュアルに興味を持つ効果もある。入れ替わりが激しい外食産業にも、ぜひ採り入れてほしい」と話す。(篠健一郎