[PR]

 「悪役をやる時は、好物があるとか苦手なものがあるとか、どこか一つ弱みを持つ人間ととらえて演じる。そして悪事でも必死で頑張る。そうすると、見ている方はいとおしくなってくる。ズルい手だけど、そういうのが好きなんだ」

 声優で俳優の大塚周夫さんからうかがった言葉です。インタビューで私が「チキチキマシン猛レース」のブラック魔王、「長靴をはいた猫 80日間世界一周」のガリガリ博士、「名探偵ホームズ」のモリアーティ教授を挙げ「大塚さんの演じる悪役って、卑怯(ひきょう)なのにどこかけなげというか一途なところがありますね」と言うと「へへへ、見抜かれてましたか」とおっしゃって、上のようなお話をしてくださいました。

 大河ドラマの渋い脇役とか、チャールズ・ブロンソンやリチャード・ウィドマークの吹き替え、そしてアニメでは「ゲゲゲの鬼太郎」のねずみ男(初代)、「ルパン三世」の五右ヱ門(初代)、「ガンバの冒険」のノロイ、「バビル2世」のヨミ、「忍たま乱太郎」の山田伝蔵。先日本欄でたっぷり書いた「王立宇宙軍 オネアミスの翼」では頼もしきグノォム博士。そして「虹色ほたる」のおっかない青天狗(あおてんぐ)役は、ふるさとを失う子供たちにかける言葉が、本当に何でもない言葉なのに、しみじみと心に響き、鍛え上げた芸の厚みに感じ入りました。

 15日、虚血性心不全でお亡く…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら