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 編集や加工をほどこさない、「素顔」の演奏を記録しようと、今では珍しいアナログ録音によるピアノ曲CDが出た。録音名人であるオーディオファンとピアニストの情熱がつまった手作り盤は、とろみのある響きと臨場感あふれる仕上がりになった。

 このCDはピアニスト・五島(ごしま)史誉さんが演奏する「In der Nacht(夜に)」。デジタル盤と並行してアナログ盤も制作された。企画したのはクラシックCD専門通販ショップ「アリアCD」(愛知・春日井市)の松本大輔さん(50)。松本さんは「CD屋が一度、CDをつくってみたかった。音楽家にとっても、安く負担がかからない形でつくれないかと思った」と話す。

 きっかけは、「オープンテープデッキ」と呼ばれる約40年前の録音機器。オーディオファンで、今回録音を担当した後藤和義さん(57)がネットで発見し入手していた。後藤さんはLPレコードの復刻が趣味で、松本さんいわく研究熱心な「録音の鬼」。後藤さんは「カセットテープのお化けみたいな、絶滅の危機にあるアナログ機器ですが、使ってみるとすごくいい音がとれる。ぜひこれで録音したいと思った」。録音当日は「いつ機械が止まるかとヒヤヒヤ。半世紀前の洗濯機を回すようなものですから」と振り返る。

 演奏をマイクで拾ってマスター…

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