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 スーパーに並ぶパック詰めの精肉、居酒屋で食べる焼き鳥。普段口にする食肉はどうやって「肉」になっているのか。29歳の女性が自ら猟師となり、「命を食べる」大切さを伝えている。

 玄界灘に面した福岡県糸島市。午前7時、新米猟師の畠山千春さんが山に入り、仕掛けたわなを見て回る。

 動物がかかっていれば、一対一でやりあわなければならない。気持ちを集中し、五感を研ぎ澄ます。

 自分の身長ほどのイノシシをとらえたこともある。仲間とさばき、食べる。自ら解体した肉は少量で満たされるといい、「肉をあまり食べなくなった」と笑う。解体後の皮のなめしにも挑戦している。

 命に向き合うきっかけは、2011年の東日本大震災だ。

 横浜市の映画配給会社で働いていた。東京電力福島第一原発の事故で、計画停電が始まった。夜が暗くなり、電気が福島から来ていたと初めて知った。近くの食料品店では商品が品薄になった。食べ物も電気も、見えない大きなものに頼っている不安定さを実感した。

 生きものが口に入るまでの過程を知りたい。いざという時に自力で食べる技術を身につけたい――。この年の10月、数人の仲間と養鶏農家から購入した鶏を初めて絞めた。

 ありがとう。怖い。ごめんなさ…

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