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 川辺川ダムに代わる球磨川水系の治水対策などについて、流域12市町村は28日、治水安全度が低い地域への対策などを求める要望書を蒲島郁夫知事に提出した。蒲島知事は「治水は早急にハード、ソフト両面で進める」と応じた。

 球磨川の治水対策は昨年12月、「ダムによらない治水を検討する場」の第11回会合で、蒲島知事が「最大限の対策を積み上げた」として、検討する場の終了を提案。一方、流域市町村はこれまで提案された対策を実施しても、人吉市や球磨村で治水安全度が低い地域が残ることから懸念の声が上がっていた。

 球磨郡町村会長の松本照彦・多良木町長は「抜本的な治水対策を流域12市町村が共有できるまでには至っていない」と述べ、柳詰正治・球磨村長は「低い安全度に不安がある。最大限に対策をお願いしたい」と求めた。

 要望書は、ダムの建設・水没予定地だった五木村や相良村の振興策についても求めた。和田拓也・五木村長は「五木村の振興計画は10年だが、すでに5年が経過した。人口が急激に減っておりバックアップが必要」と述べたのに対し、蒲島知事は、振興策の期限については柔軟に対応していく考えを示した。(河原一郎)