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 英国を拠点とするNGO「シリア人権監視団」は31日までに、過激派組織「イスラム国」が昨年6月からの7カ月間に1900人以上を「処刑」と称して殺害したとする集計をウェブサイトで公表した。

 「イスラム国」は昨年6月、預言者ムハンマドの後継者である「カリフ」の率いる国家を樹立したと一方的に宣言した。「処刑」されたうち、最も多かったのが一般市民で、約1190人に及んだ。姦通(かんつう)や薬物使用が理由だったとされる。

 このほか、検問や戦闘で捕虜になったアサド政権軍兵士約500人▽スパイ行為をしたり組織から離脱しようとしたりした「イスラム国」戦闘員約120人▽アルカイダ系過激派組織「ヌスラ戦線」の戦闘員約90人という。

 同監視団は、シリア出身の人権活動家が設立。各種の統計を、アラブ社会の人権団体と協力し、シリア各地にいる活動家の情報を元に集計しているという。(カイロ=翁長忠雄)