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 北海道南幌町の高校2年の三女(17)が昨年10月、就寝中の母親(当時47)と祖母(同71)を包丁で刺して殺害した事件。背景には三女が10年以上にわたり受けた激しい虐待があった。事件は防げなかったのか。

 殴る。ける。竹刀でたたく。火の付いたたばこを腕に押しつける。トイレを使わせず、風呂は夏でも週1回だけ。冬には庭に立たせて水をかける――。

 「壮絶な虐待」。三女の少年審判に提出された家裁調査官の報告書にはそう記されていたという。関係者によると、三女は主に祖母から虐待を受けていた。母親は育児放棄の傾向があり虐待もしていたという。

 「虐待と事件とがこれほど結びついた少年事件を他に知らない」。三女の後見人を務める弁護士は言う。家庭外の非行で警察に補導されるなどして虐待が明るみに出るケースは多いが、三女には事件前まで非行の兆しは見られなかった。

 なぜ逃げなかったのか。教育評論家の親野智可等(おやのちから)さんは「いじめられている子どもと同じで、周囲に助けを求めたら、もっとひどいことをされるかもしれないという恐怖があったのだろう」とみる。

 三女は逮捕後に「厳しいしつけ…

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