【動画】京都・清水の舞台、400年の基礎固め=戸村登撮影
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 世界遺産・清水寺(京都市東山区)の「清水の舞台」下で、柱や礎石を支える地面を固める工事が進んでいる。舞台のある本堂(国宝)が再建された1633年以来初めてで、今後も数百年にわたり建物を保つための基礎固めだ。

 工事は、2008年から続く国宝・重要文化財の建物9棟が対象の「平成の大修理」の一環。京都府教委の調査で、急な崖に立つ舞台下の地面が雨水で削られたり風化で砂状になったりして、もろくなっていることが判明。礎石の大部分が地上に露出した場所もあった。

 このため府教委は12年から、左官の「土間たたき」という技術を用い、もろくなった土砂を除去後、石灰とにがりを混ぜた土を薄く盛り、タコと呼ばれる道具などでたたき締める工事に着手。厚さ5センチほどに突き固めた土を何層も重ねるが、舞台下は幅33メートル、奥行き18メートルあるため、工事が終わったのは5割ほど。完了まであと2年ほどかかる見込み。左官の小林常司さん(46)は「斜面をたたいて固めるのは前代未聞。400~500年たっても修復の必要のない、しっかりしたものを残したい」と話す。

 本堂は16年から、修理のため素屋根で覆われる予定。(久保智祥)

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