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 指揮者・西本智実が率いる「ロイヤルチェンバーオーケストラ」が3月21日、名古屋・栄の愛知県芸術劇場コンサートホールで公演する。20代後半から海外で音楽修業を重ねた西本が、その土地から生まれる音楽表現の「語法」を大切にしてタクトを振る。

 西本は大阪音楽大学作曲学科を卒業後、ロシア留学。欧米やアジアなど22カ国で活動した。注目を集めたのは一昨年からのバチカン国際音楽祭出演。枢機卿による音楽ミサでは、自身のルーツである長崎の生(いき)月(つき)島に伝わる祈りの歌「オラショ」を450余年ぶりに復元。好評を博し、3年目の今秋も参加が決定している。「西洋音楽をやっている人間にとっては、雲の上のような大きな場を与えてもらった」と感慨を語る。

 「ロイヤルチェンバー」はサイトウ・キネン・オーケストラの若手などで構成。歴史的解釈を踏まえた色彩豊かな正統的演奏を目指す。「風土・自然と音楽の関わりを大事にしたい。弓の動かし方ひとつにも語法がある」。演目はプロコフィエフ「交響曲第1番 古典交響曲」、モーツァルト「ピアノ協奏曲第21番」、ベートーベン「交響曲第3番 英雄」で、精(せい)緻(ち)なアンサンブル力が問われるプログラム。「チェンバー(室内)といってもこぢんまりさせず、一人ずつをソリスト的にも出していく」。ピアノ・田部京子。午後2時開演、9500~5千円。電話052・241・8118(CBCテレビ音楽祭・イベント事業部)。(丹羽のり子)

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