朝日新聞の慰安婦に関する報道をめぐり、「知る権利を侵害された」として、購読者を含む482人が9日、朝日新聞社に1人あたり1万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

 訴状で原告側は、慰安婦にするために女性を無理やり連行したとする故吉田清治氏の証言記事について、「遅くとも1992年には信頼性に疑いが生じていたのに、昨年8月の検証記事で取り消すまで放置した」と主張。「読者は知る権利を充足するために購読契約をしており、契約上の義務に反する」などとしている。

 朝日新聞社広報部は「訴状をよく読んだうえで、対応を検討します」との談話を出した。