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 大手薬局チェーンのツルハホールディングス(札幌市)の子会社が関東地方に展開する調剤薬局で、薬剤師が「薬のカルテ」と呼ばれる薬剤服用歴(薬歴)を記載せずに患者に薬を出していた問題について、塩崎恭久厚生労働相は10日の閣議後会見で「仮に(調剤薬局に支払われる報酬の)不正請求があったとするならば、厳正に対処しないといけないのは当然のことだ」と述べた。

 今後、同じような問題がないか他社を含めて調査をするかどうかについては、「もともと、(定期的にしている調剤薬局への個別指導の)調査項目の中に入っている。薬歴を管理するということはとても大事なことなので、これまで通りしっかりということしかない」とした。

 この子会社は「くすりの福太郎」(千葉県鎌ケ谷市)で、朝日新聞が入手した内部資料によると、2013年3月時点で約17万件の薬歴未記載があった。

 福太郎では、薬を渡すときに薬剤師が患者の状況をメモし、後でパソコンで管理されている薬歴に情報を打ち込む手順になっていたが、パソコンに入力されないままメモが放置されていたという。