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 全盲の妻を弱視の夫が支えながら、約30年間、走り続けている夫婦がいる。青梅市の細川一(はじめ)さん(76)と早苗さん(69)だ。1本のロープでコミュニケーションを取りながら、練習を重ねる。「いつまで一緒に走れるのか分からないから、一つひとつの大会を大事にしたい」。そんな気持ちで、2人は15日の第49回青梅マラソンに出場する。

 週2、3回、青梅市内の青梅街道を中心に走る。距離は5~10キロだ。2人の手の間には約30センチのロープ。あまり言葉は交わさない。ロープが左右に動けば、先に植え込みや電柱などがあるサイン。速度が落ちてくると、赤信号だと分かる。一さんは「あうんの呼吸ですね」。

 生まれつき視覚に障害がある2人がランニングを始めたのは、30年ほど前。まずスタートしたのは一さん。当時住んでいた山梨県富士吉田市の市民運動会の5キロ部門に出場してみたところ、「汗をかくのは気持ちよかった」。走る楽しさに目覚めた。早苗さんが「自分も走ってみたい」と考えていると、視覚障害者のランナーを支援する「日本盲人マラソン協会」の山梨支部が設立された。2人で練習する日々が始まった。

 首都圏周辺を中心に、年5、6…

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